こんにちは「なかむら」です。
アーキテクトGのなかむらではありますが、プロジェクトの管理者になることも多々あったりします。
今までプロジェクトマネジメントを行っていくにあたって、体系的に学ぼうとすると結果的にPMBOKを知ることが多かったのですが、仕事上資格要件としてPMPが必要だなと感じ、受験することを決めました。決めてから1ヶ月、この順番で勉強を進めてよかったなぁと思うところもあったので、書いておこうかなと。
本記事の想定読者
PMP資格を取りたい人
前提経験、知識
まず勉強を始める前に私が持っていた前提経験、知識です。PMBOKを体系的に完璧に実施していた!なんていうプロジェクトは1度も経験したことはなく、プロジェクトマネージャ、プロジェクトリーダをその企業やプロジェクト固有のお作法に合わせて実行していくことが多かったです。経験的には6~7年3,4プロジェクトくらいでしょうか。わからないことは調べ、その中でPMBOKを学ぶこともありましたし、IPAのプロジェクトマネージャ試験の3次試験クリアくらいの基礎知識がありました。
ただし、プロジェクトマネージャ試験でPMBOKの体系の質問についてはあまり理解していたとは言い難い、くらいの認識でした。
勉強時間 時系列まとめ
大体以下のようなスケジュール感でした。
書籍通し読み込み1回 5日間(多分総計10時間くらい)
受験資格のUdemy学習コース受講 8日間(35時間)
オンライン問題集+書籍の巻末問題集 15日間(1日1時間~2時間程度)
育児休暇中でしたが、日中は育児でスキマ時間で勉強し、夜に少しだけまとまった時間を取る、といったやり方でした。夜更かししても効率悪いので、0時以降で勉強することはありませんでした。
使った書籍やサイト、試験の申込とかもう少し詳しく
◆最初の書籍選び
まず最初に書籍選びですが、最初に見たPMP受験について話しているYoutubeで以下の本を紹介していたので、真似してそのまま購入しました。
「PMP試験 合格 虎の巻」(3520円)です。
この本が他と比べて良い悪いは1冊しか読んでいないので言及できませんが、私としてはPMBOK全体を体系的に広く知る、という意味では良かったのかなと思います。
ただ、アジャイル要素が少し弱い印象で、試験傾向だとアジャイル(またはウォーターフォールとのハイブリッド)が多かったので、この1冊で合格するのは難しいかなと思います。
◆書籍を通し読み
まずはこの本を1周読みました(結果2周目はなかったですが)。各章の末に確認テストがあるのですが、これはやりました。ただし、巻末のテストについては最後にやろうと思い、この時点では目も通しませんでした。
◆Udemy学習コース
PMP試験には、受験資格として35時間の講習の受講が定められています。
高いものだと20万円弱の対面集中コースなどもあるようですが、私はお金をかけたくなかったので、Udemyの学習コース「PMP Certification Exam Prep Course 35 PDU Contact Hours/PDU」を購入しました(英語のコースですが)。通常12800円のコースですが、Udemyって結構な頻度で割引していて、この時は1500円でした。
英語のコースとはいえ字幕は出るので、言っていることはわかります。時々変な日本語もあります。しかし、このプログラムはとても丁寧に説明してくれて、最初は変なオッサンと思っていた講師のMr.アンドリューも最後は素晴らしい講師だったな、と思えるほどでした。
ここでよかったのが「虎の巻」でサラッと1周読んでおいたことです。体系的にぼんやり頭に入れて全然記憶はしていなかったのですが、このアンドリューの説明とかみ合ったのか、理解が非常にスムーズでした。正直「35時間のプログラムは動画流しておけばいいや」なんて思う方もいるかもしれませんが、これを流し見するのは勿体ないと思います。アジャイルについてもかなり重点的に学習してくれますし、良い動画だったと思います。
※ちなみに動画の間に試験があるのですが、これは翻訳されないので×だらけで終わりました
◆オンライン問題集
上でも書きましたが、育児の都合上なかなか決まった時間に勉強というのは難しいので、スキマ時間を有効に使いたいと考え、スマホで出来るオンライン問題集を探すことにしました。「豆検」が安かった、みたいな情報もあったのですが、私はなぜか「JPS eラーニングシステム 最新版】【第7版/新試験対応】PMP問題集+模擬試験(2023年9月~)」(15900円)を買いました。ここの合格者のコメントに、「試験2回受けてダメでしたが、これを使って合格できました」なんて声があったからです。。騙されやすい人間ですから。。
ただ、このオンライン問題集が最終的には一番効果あったとは思っています。アジャイルも重視してくれていますし、複合問題も多いです。1周目やったときは正答率が40点~80点くらいでしたが、2周目で8割~10割くらい大体取れるようになります。8割いかなかった問題だけ3周したかな。。。なにより育児のすきま時間でスマホぽちぽちしながらできたのは、とてもありがたかったです。
このオンライン問題集、模擬試験がついていて、実際の試験時間と問題数で試験ができるのですが、私はまとまった時間が取れなかったため、使いませんでした。
◆試験申し込み
少し遡って、オンライン問題集をやっている期間、そろそろ試験申し込みしよう、ということでPMPのサイトから申し込みを行いました。申し込みについては
さんを参考に進めました。
英語の申請で一番苦労するのが、実務実績を英語で説明せよ、なのですが、Udemy学習コースの付録に記載テンプレートがついていまして、その文言を使ったり、DeepLで翻訳した文章と入れ替えたり組み合わせて、割と簡単に申請することが出来ました。これも狙っていなかったのでラッキーでした。大体土日祝日(米国)除いた5営業日くらいで「PMI試験受けていいよ!」メールが来ました。
試験申し込みについては、当然ですが費用が安くなるPMI本体の会員になってから申請しました。(落ちた時の再試験費用も安いですし)といってもだいぶお高いですが。。。
◆いよいよ試験
私はオンラインではなく現地受験を選びました。子どもがいるので静かな環境の用意が難しいと思ったのが、当日wifi不調とかwebカメラ不調とか嫌だなと思ったので。
試験日当日、朝8時開始のため早めに行こうと思ったら7時前に着いてしまいました。ただ、これが私としてはすごくよかったです。7時20分くらいに試験会場(西新宿ピアソンVUE)に行ったらすでに受け入れが始まっていました。ちょうど私は3番目だったと思います。そのあとぞろぞろ人が来たのですが、手続きは結構時間がかかるので、遅いと緊張したまま待たされることになるな、と思いました。ぜったい早く行ったほうが精神的に楽だと思います。ただでさえ長丁場の試験ですし。
私の当日の持ち物
免許証とかマイナンバーカードとか身分証明
飲み物(水はありますがお茶とかがいい人は)
チョコとかラムネとか(休憩時間甘いもの取るのは大事です)
目薬(私はもっていかなかった)
実際の試験ですが、オンライン問題集の内容より日本語が少し難読な問題もありました。ただし、オンライン問題集ほど長文は多くなかった印象です。
60問ごとに休憩が入れられますが、時間配分考慮して必ず見直ししたほうがよいです。その時自信あって回答しても、絶対勘違いとか思い違いしていますから。
◆試験後
さて、試験が終わるとすぐに受付で結果が印刷された紙が配られ、合否がわかります。私は無事合格できましたが、正直確信が持てる問題が少なく、受かったかどうかわかりませんでした。
後日送られてきたメールにはざっくり試験結果が書かれていました。まずまず均等+良いで取れていました。
最後に
今回必要性に迫られて受験しましたが、結果としてPMP受けて学べることは多かったです。※知らないことが多すぎた?
プロジェクトの参加資格として要求されることもあるPMP、挑戦したい方の参考になっていれば幸いです。
【今日の格言】
「成功は行動の積み重ねの上に築かれる。」
パブロ・ピカソ
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